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形容詞は使うな!? - 『超スピード文章術』 part 8 「第6章 読みやすく整える」

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いままでプロフィールに使っていた画像↓

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以前書店で買った置物でお気に入りなんですが、なーんかプロフィールに使うには気取ってる感があるなーと思って、自画像描いてみました↓

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すると、みるみるうちに、ツイッターで5人?の方にフォローしていただきまして、ありがたさで1日発狂していました。

イラストのテーマは「知性」←

よろしくお願いします。

追記:弟の味付け海苔に譲りました。

part 1 はこちら

part 7 はこちら

書き上げた文章は絶対にそのまま提出してはいけない

今回は文章の見直しについてですが、特段語ることがあるんですかね? 「見直しをちゃんとしなさい」以上に何をいうことがあるのか。読んでいきましょう!

「読者の視点」で修正する2つの効果

うーん、ここは題と内容がちょっと合ってない気がしました。

「読者の視点で修正する効果」というより、前章の「締め切りから余裕を持たせて書き上げる効果」が書いてあります。

その2つの効果が、

  • 文章を寝かせられるので、客観的な視点を得ることができる。
  • 原稿のクオリティを高める余裕が生まれる。

ということだと解釈しました。

コーヒーを飲むだけでも冷めた視点を獲得できる

時間を空けたほうが見直しの効率がよくなるけど、時間がない場合は、他のことをしてみるだけでも効果があるよーということですね。

とにかく、書き上げてノータイムで見直しに入るのが良くないと。

「全体」から「部分」へ焦点を移しながら修正する

ここからは見直しの具体的な工程についてです。ポイントは、

  • 読みやすくすること
  • わかりやすくすること

この2つは何が違うんでしょうか。

最初は「大きな論理」と「適切な素材配置」をチェック

最初にチェックするポイントが羅列してありますねー、これはありがたい。

ここでのポイントは、チェックするだけで、実際に修正は加えないことだそうです。

心がけたいのは、この「初見」の見直しが一番読者に近い視点であり、何度も見直せば見直すほど、全体をとらえる視点が徐々に失われていくということです。

「全体をとらえる視点」が必要になる作業を優先したほうがいいよーということですね。推敲するにも手順を重視するというのは新しい視点でした。

説明不足を埋め、「嫌悪感」を消していく

心にグサッと刺さりました。解説のような内容を書くとき、いつのまにか上から目線になっていることがあるんですよねー。

肝に命じて、ひとりの読者に寄り添うような丁寧な文章を心がけたいです。

語尾だけを見ながら「リズム」を作っていく

体言止め、「ですます調」と「である調」、会話文と「地」の文、これらの語尾でリズムを取っていけということですね。

巷では音読してみるのがいいとよく言われますが、語尾を意識するというのは、確かになーと思いました。

「ボリューム調整」は終盤でやるのが効率的

書き終えて、いきなり分量を整えるところから始めると、「せっかく整えたのに……」という意識が生まれて、心理的に修正しにくくなるのと、「やっぱりこっちを削るべきだった」という「修正のやり直し」が生まれて、無駄な時間がかかります。

ここでの「修正」というのは、「ボリューム調節」のことだけを指しているんですね。これを理解するのに相当時間がかかりました(笑)

で、一番最後に「誤字脱字」だけをチェックして完了と。

なんとなーく全体をチェックするのではなく、自分は今何をチェックしているのを具体的にするのがいいんですね。意識していこうと思いました。

「わかりやすさ」を確認する方法

書き手がよくわからないことは読み手に絶対伝わらない

読者の「文章が堅い」という印象は、「意味がよくわからない」ということと同義です。

理解できていないと一辺倒な説明しかできなくなるからでしょうね。わたしも学生時代、教え方が堅い先生に対して、「教える内容をちゃんと理解してないんだろうなー」と思っていました。

「読み手は何も知らない」

科学雑誌が例に出されていて、専門分野は確かに丁寧に書く必要があるよなーと思いました。

ただ、加減が難しくて「読者をバカにしてる感じになってるかな〜」と悩むことが度々あるんですよねー。難しいところです。

一度気の置ける人に読んでもらうのもありかなーと思いました。

専門用語は必ず「噛み砕く」

専門用語は確かにそうですよねー。

「わかりにくさ」を潰しきるとっておきの方法

形容詞だけを書いても、何に感動したのかが伝わらないのです。

(中略)

形容詞を具体化してあげるだけで、ぐっと「上手」になります。

うおー!! 今日一番の収穫!!

感想系ブログとしてしっかり読み込みたいところです。

形容詞を「素材」へ置き換えていく

「形容詞を使わない」と決めた瞬間、必然的に素材に意識が向くようになります。形容詞の「中身」を書かなくてはいけないからです。

確かになーと思いました。でも本の感想を「事実」だけで書くと、単なる引用の羅列になっちゃうのが難しいところ。自分の体験を多く交えればいいんですかね。

形容詞を使って文章を書こうとすると、二重の意味で書くのを遅らせます。**伝わらない**だけでなく、「**思い浮かばない**」ときがあるからです。

幼稚な文章と感じる原因は、形容詞だけを使って表現しているからだ、というのは非常に納得させられました。小説家のような文章のプロの方なら美しくもなるのでしょうが、素人(わたし)がそれをしようとすると、確かに時間を浪費してしまう気がします。

で、素材を加えるか、置き換えてみるだけで、十分それなりの文章になると。もし本当なら非常に救われます!

次回はいよいよ最終章!! 長かったー(まだ早いか)

10倍速く書ける 超スピード文章術

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