Ankiカードにネイティブ音声を追加する - 『英単語の語源図鑑』 part 2 「Chapter 2 con-, com-, co-(共に)」
part 1 はこちら↓(イラストの取り込み方なども解説しています)
Anki用単語帳作ってみた - 『英単語の語源図鑑』 part 1 「Chapter 1 ad-(〜の方へ、〜の方を)」 - 読書実況BROS.
Chapter 2 の単語帳作りました!↓
英単語の語源図鑑__Chapter 2 con-, com, co-(共に).apkg - Google ドライブ
Ankiカードに音声を追加する
アップしている単語帳ファイルは音声付きのものを用意していますが、part 1 のファイルをダウンロードした方はお気付きの通り、何箇所もミスがあります。(ごめんさなさい)
各自で訂正してくださった方もいらっしゃると思います。が、「単語」や「例文」の部分を修正すると、そのままでは音声が消えてしまいます。
しかしながら、音声の追加は1つのアドオンをインストールするだけでむちゃくちゃ簡単にできます。
- 本の例文だけじゃ物足りない
- 違う活用をしている例文も追加したい
そういったときも、例文追加後に簡単に音声をつけることが可能でとても便利ですので、今回はネイティブ音声を単語カードに追加する方法を解説していこうと思います。
神アドオン『AwesomeTTS』のインストール
ネイティブ発音付きの単語カードを簡単に作成できるアドオンです。これがないとAnkiは始まりません。
何かひとつだけアドオンを選ぶとしたら間違いなくこれ、というくらいの有能さです。
- Ankiを開く
- [ツール] -> [アドオン] を選択
- [新たにアドオンを取得...]を選択
- [コード] に『427598962』を入力して、[OK] を選択
- Anki を再起動して、インストール完了。
で、使い方ですが、
- 初期画面で [ブラウザ] を選択
- 音声を入れたい単語カードを選択
- メニューバー [AwesomeTTS] -> [Add Audio to Selected] を選ぶ(2つ並んでいるのはおそらくバグです。機能は問題なく使えます)
あとは、
- [Voice] で好きな国の発音、声色を選択(僕はイギリス発音のDaniel が好き)。
- [Speed] で読み上げ速度を設定
- [Preview] で適当な英文を入力して、声色や速度を確かめ、調整する
- 大丈夫そうなら [Source Field] と [Destination Field] で、音声を入れたいフィールドを選択。どちらの欄も同じフィールドにする(今回の場合は『英単語』、『例文1』、『例文2』のどれか)。
- Generate を選択
これで単語カードに音声が入ったはずです。
納得の語源
con(共に)+ gress(行く) -> 「みんなで行くところ」 -> 『会議』
みんなで行くところだから「会議」。複数人が同じ場所に行って顔を合わせるのが会議ですもんね。非常に納得です。
con(完全に)+ quest(求める) -> 「相手から全てを求める」 -> 『征服』
他国を征服するのって、その領土や国民といった他国の諸々の所有物を求めて行うことですもんね。これも言われて「なるほどなー」と思いました。
このインパクトですでに覚えてしまった感があります。
斜め上な語源
con(共に)+ fine(終わる) -> 限界を共にする ->『制限する、閉じ込める』
何かしらが共に終わることがなんで「制限する」になるのか。発想をつなげるのが難しいですねー。
僕はポケモンの技「みちずれ」で共倒れに誘うことで、相手のポケモンの行動を制限する、と考えるとストンときました(笑) 。
in(中に)+ quire(求める) -> 「中に入って情報を求める」 -> 『尋ねる』
なんで情報を求める相手がなにかの中に入っていることが前提なんだよ!!(笑)
まあでもなんだかんだ、このイラストの状況を考えるとシュールでおもしろかったので覚えちゃいました。
最後まで目を通してくださりありがとうございました。
次回は単語カードの面面に「ヒント」を入れる方法を解説しようかなと思っています。
それでは!!