読書実況BROS.

超個性派書評ブログ <読書 × 実況 = 書評 + アフターケア>

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味付け海苔

突発性小林秀雄地獄 - 『ジョン・レノン対火星人』 part 4 「2章 十九世紀市民小説」

part 1 はこちら part 3 はこちら 2章 十九世紀市民小説 こんばんは。 すっかりご無沙汰しておりました味付け海苔です。 さて、冒頭は例によってノートの断片ですが、なぜかポパイが登場します。 ポパイというと、ほうれん草を食べてスーパーパワーを発揮す…

ニュートンの神学論文 - 『ジョン・レノン対火星人』 part 3 「1章 すばらしい日本の戦争」

・part 1 はこちら ・part 2 はこちら こんばんは。 part 3 にして、ついに1章突入です。パチパチ。 「わたし」が一通の手紙を受け取とったところから、物語が始まります。誰からの、どんな手紙なんだろう。ドキドキ。妄想が突拍子もない方向へ広がっていき…

偉大なポルノグラフィー-『ジョン・レノン対火星人』 part 2 「序章 ポルノグラフィー」

part 1 はこちら こんばんは、味付け海苔です。 早速ですが、扉のところに、イタリアのマルチアーティスト、ブルーノ・ムナーリの言葉が引用されていますね。 もっと詳しいことを知りたい人は、十八時以降に電話をくれたまえ (ブルーノ・ムナーリ) 俺がこ…

流行の顛末 - 『ジョン・レノン対火星人』 part 1 「東京留置所における流行について話そう」

こんばんは。味付け海苔です。 大寒の候、いかがお過ごしでしょうか。 今日からまた、新しい本の実況を始めさせていただきたいと思います。 みなさん、俺にはわかっていますよ。 『アルタッドに捧ぐ』 part 2 の「本日の名言」に潜ませておいた極めて巧妙な…

【会話で書評】日々に空想をミックス - 『アルタッドに捧ぐ』

『アルタッドに捧ぐ』を読み終わったよ。 どうだった? 小説っていう表現形式でなんか新しいことをしてやろうっていう気概が、文面からヒシヒシと伝わってきた。 そういう系かー。前に薦められた筒井康隆の『ダンシング・ヴァニティ』みたいなやつだったら合…

いざ生きめやも - アルタッドに捧ぐ part 4 「第四章」

こんばんは。のび作の実弟の味付け海苔です。 依然キャラを模索中であります。 さて、『アルタッドに捧ぐ』の実況は、これで最終回となります。 手探りでやってきましたが、俺のブレブレのキャラにここまで付き合ってくださったすべての人に感謝です。 それ…

To Be or Not To Be - アルタッドに捧ぐ part3 「第三章」

こんばんは。のび作の実弟味付け海苔です。前回まではテンションに任せてノリノリで書いていた俺でした。 でも今回ばかりは内容が内容だけに、昨日みたいにふざけようものなら、ネット界に何億人とひしめくマジメ系モラリストの心無いバッシングに晒されるこ…

噛み合わない会話 - アルタッドに捧ぐ part2「第二章」

part 1 はこちら part 2 はこちら むしろ彼は、アルタッドから目が離せないため、自分は忙しくて仕方がないのだ、と言い張りたいくらいであっただろう。 あーわかるわかる。超忙しいもんね俺ら。定職に就いてないからってイコール暇人かっていったら全然そう…

『アルタッドに捧ぐ』 part1 「第一章」

内容(裏表紙より) 「本間は、作中で少年の死体が発見された今日この日まで、少年が死を選ぶなど、露ほども 考えてはいなかった。」 大学院を目指すという名目のもと、亡き祖父の家で一人暮らしをしながら小説を書いている 本間。ある日、その主人公である…