Anki用単語帳作ってみた - 『英単語の語源図鑑』 part 1 「Chapter 1 ad-(〜の方へ、〜の方を)」
先日この本を買いまして。
いままで英語の「接頭語、接尾語」みたいなのに何冊か手を出したことはあったのですが、大学教材の硬い感じといいますか、なかなかキャッチーなものがなかったんですよ。
ところがこの本は構成が非常に凝っていて、イラストもあって、まあ分かりやすい。適当にパラパラめくっているだけでも楽しいんですよね。
近所のTSUTAYAで人気1位だったんですが、大いに納得でした。
それで、これはブログで紹介したいなーと考えたわけです。
・・・が、この本クラスの認知度と読みやすさになると、このブログがなくても読みたい人はもう読んでるだろうなーとも思いまして。
なんとか付加価値を作れないかなーと考えた末、今回、普段僕が使っているAnkiというソフトの単語帳ファイルを作ってみました。
こんな感じです。ちなみに単語、例文の音声付き。
Ankiとは
Ankiは(使いこなせば)おそらく現状最強の単語帳ソフトです。
HTMLで表示をいじれたり、機能の拡張が行えたりと、自由度が頭一つ抜けて高いんですよ。
近年、質の高い「学習の研究」が世界中で行われており、日々効率のいい勉強法が更新されています。以下の本はデータがしっかりしていて超おすすめ。
(どれも学術論文がベースなだけあって、最終的には同じような結論になっているので、興味がある方はどれか1冊だけ読んでみるだけで十分かと)
- 作者: ピーター・ブラウン,ヘンリー・ローディガー,マーク・マクダニエル,依田卓巳
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2016/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意 (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 児玉光雄,にしかわたく
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/11/17
- メディア: 新書
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実験心理学が見つけた 超効率的勉強法: ~復習はすぐやるな! 思い込みで点数アップ!~
- 作者: 竹内龍人
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 単行本
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こういう本を読んで勉強法ににこだわりたくなった時、Ankiであれば、問題の出し方や復習のタイミングをどこまでもこだわることができるわけです。
しかもスマホとデータを共有でき、勉強場所を選びません。
パソコンで使う分には完全無料。iPhone版は少々値が張りますが、買って損はないな、と思うようになるはず。
Android版は公式アプリはないのですが、有志の方が非公式アプリを製作しており、こちらは無料で使うことができます。
Ankiの導入
Macでやっていますが、Windowsの方もほぼ同じ感じでいけると思います。
公式サイトからダウンロードし、初期画面まで進んでください。多分感覚で行けると思います。(適当すぎですかね 笑)
こういう画面になればOK。
無事ここまできましたら、単語帳ファイルをダウンロード
[ファイル] -> [読み込む] で単語帳ファイルを読み込みましょう。
これで単語帳を使用していただける状態になりました!!
今回の内容はChapter 1 までですが、以降のChapterも順次公開していきます。
イラストを取り込む
さて、このままでも少し高機能な普通の単語帳としてご使用いただけますが、イラストは入っていない状態です。
せっかくの「語源図鑑」ですので、語源を活用しないと勿体無いですよね。
ですので本のイラストを取り込んで暗記の効率をアップさせます。
「じゃあ最初からイラスト込みのやつを配布しろよ!!」とお思いの方がいるかもしれませんが、
- この単語帳だけで完結してしまうと「みんなで本を読む」という当ブログの趣旨に合わない
- そもそも著作権的にアウト
という理由からこういった形式にしました。
ものの20分くらいで終わると思いますので、 ぜひやってみてください。
十分リターンは見込めるかと!!
スキャナアプリでイラストを取り込んでいく
なんでもいいと思いますが、iOSの方はこちらがおすすめ。
で、すべてイラストを連続取り込み。全部で73枚なので、無心でやれば5分くらいで終わるかと。
そのあとまとめて調整。 これは10分くらいかかりました。
いい感じになりました。
で、適当なクラウドに全ての画像を保存して、パソコンから扱えるようにしましょう。
あとは、パソコンでAnkiを開いて「ブラウザ」を選択。
「画像」の中に対応したイラストをひたすらドラッグ&ドロップしていきます。
ここは5分そこらで終わるかと。
これで完成です!
終わりに
さて、「英単語の語源図鑑」の紹介というより、「Anki」の紹介記事になってしまいましたが、次回以降はちゃんと本についても、楽しいんじゃないかな〜という企画を考えております。お楽しみに。
本だけでなくAnkiについての質問も、ぜひお気軽にコメントしていただければ。
それでは!!!!