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生き抜くための高校数学 part 0 「はじめに」

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ー書籍前袖より

現代を生きるわたしたちに必要なことはすべて「数学」が教えてくれる!

みなさんのなかには、「学校で学ぶ数学は日常生活で役に立たない」「学校で学ぶ数学の意義がわからない」と思っている人はいませんか? この本は、そのように思っている人にこそ、ぜひ読んでもらいたいです。

この本で数学を学ぶことを通じて、論理的に考える力や、相手に説明する力、試行錯誤する力を身につけましょう!

「おい! 今読んでる2冊があるだろうが! まずそっち終わらせろよ!!」という声が聞こえてきそうですが(笑)、気にせず今日からまた新しい本を読んでいこうかなと思います。

このブログを始めた当初から、読んでいく本は「小説、実用書、教養書」の三本柱でいこうと思ってたんですよ。

で、教養なら、まずはやっぱり、諸々の理系科目の根底を流れるザ・教養科目、数学の本にしたいなーと考えていたんですが、難しすぎず、学校の数学から離れすぎない、ちょうどいい本がなかなかありませんで、先日ようやく「これだ!」という本がみつかった、というワケです。

なんと佐藤優さん推薦!!(このパワーワードはずるいでしょうか 笑)

はじめに

著者の芳沢光雄さんは、数学教育に従事する中で、以下の考えを持つようになったとのことです。

・日常生活に結びついた「生きた題材」を多く取り入れると、生徒の興味・関心はぐっと高まる。

・数学の学びにとって大切なのは、マークシート式で答えを「当てる」のではなく、論述式で答えを「導く」こと。

・高校数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B、Cというアラカルト方式を脱却して、大河が流れるように、数学は前後のつながりを意識して説明すべきである。

私自身は高専出身でして、単に「数学」として習ったので、アラカルト方式のことはよくわからないのですが、この考えは非常に共感できるところです。

で、この考えを元に、「新体系・高校数学の教科書(上・下)」という本を出版され、大好評を博したのですが、一部の、内容が難しいという声もあって、新しく本書を執筆した、ということですね。

著者が打ち出した本書の特徴は、

・試行錯誤を大切にした語りかけ口調の文章なので、能動的に授業をうけているような感覚で、自然と数学に親しめる。

・生きた題材や役立つ雑談、ビジュアル要素がもりだくさんなので、高校数学を、身近に感じられ、理解が深まる。

・高校数学の全範囲の「基礎」が完璧にわかるつくりなので、中学数学からつまずいてしまった高校生や受験生にも、あるいは数学を学び直したい大学生や社会人にも最適。

・数学を学ぶことを通じて、物事を論理的に考える力や、相手に客観的に説明する力が身につき、「数学を学ぶ意義」を実感できる。

高校数学の全範囲の基礎が完璧にわかる、という言葉に惹かれます。

高校数学は三角比、対数、確率、微分積分、統計など、いろいろな内容を含みます。だからこそ、身につけたときに得られるものが大きいのです。どうか一歩ずつ着実に、自分のペースで学んでいってください。

さあ、ここまで読まれた方は、だんだん本書が読みたくなってきたのではないでしょうか。

僕も今日から読み始めていくので、是非書籍を手に取り、一緒に少しずつ、高校数学を完璧に身につけていきませんか?

生き抜くための高校数学: 高校数学の全範囲の基礎が完璧にわかる本

生き抜くための高校数学: 高校数学の全範囲の基礎が完璧にわかる本